脊柱管狭窄症ってどんな病気？

多くの方たちを悩ませている脊柱管狭窄症。具体的に、どのような病気なのでしょうか。

背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道を脊柱管といいます。脊柱管狭窄とは、この脊柱管を構成する骨や靱帯の肥厚、椎間板の突出などで脊柱管が圧迫を受け狭くなる病気のことを言います。

出典：教えて、ドクター！腰・首・ひざの病気、Ｑ＆Ａ：脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、加齢の影響や背骨のずれ、椎間板ヘルニアなどで引き起こされます。脊柱管狭窄症になると、立っているときや歩いているときに痛みやしびれが出るなどの症状が現れます。これらの症状は、座って休むと楽になることが少なくありません。

脊柱管狭窄症の手術に潜むリスク

脊柱管狭窄症で現れた症状などによっては、手術を勧められることがあります。手術にはいくつかの方法があり、それぞれのリスクは異なります。リスクを理解してから、検討することが重要です。

椎弓を切除するので出血量はやや多く、手術時間もやや長くなる

出典：脊柱管狭窄症治療で「もう手術しかありません」と言われたら読むべきサイト：脊柱管狭窄症の手術をしたくない方必見！AKS療法と一般的な治療法の解説

狭窄した脊柱管を広げて除圧する手術です。出血量がやや多く、手術時間もやや長いため、身体にかかる負担はやや大きいといえるでしょう。除圧だけでなく固定も必要とする場合は適しません。

経過が良好ならば10~14日ほどで退院となりますが、退院後も骨が完全に着くまでの期間（およそ5~6ヶ月間）はコルセットを装着します。

出典：医師のアルバイト求人・募集「医師バイトドットコム」：TLIF/片側進入腰椎後方椎体間固定術

椎間板を切除し、人工物を取り付けて固定する手術です。ケースにより異なりますが、術後は、数カ月間、コルセットを装着しなければなりません。また、神経損傷や術後血種などのリスクもあります。

術部への菌付着による感染
神経損傷
術後血腫（術後の出血が神経を圧迫する）
血栓症など

出典：あいちせぼね病院：PEL | 脊柱管狭窄症の手術

内視鏡を使い、狭窄の原因を取り除く手術です。身体にかかる負担は、比較的、小さいとされていますが、術後血種・感染症などには注意しなければなりません。リスク管理を徹底している病院で手術を受けましょう。

脊柱管狭窄症の症状によっては手術が必要になります。手術には必ずリスクがあります。具体的なリスクは、手術方法により異なります。さまざまな手術方法とリスクがあるので、主治医の説明を聞いてから受けましょう。