脳梗塞ってどんな病気？

脳梗塞は、突然死を引き起こす恐ろしい病気です。具体的に、どのような病気なのでしょうか。

脳梗塞とは、脳の血管が突然詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。

出典：町田市民病院：脳梗塞

脳梗塞を発症すると、意識障害や言語障害、手足のしびれ、めまいなどの症状が現れます。発見が遅れて脳の神経細胞が死ぬと、命を落とすことや後遺症が残ることがあります。早期発見、早期治療が重要な病気といえるでしょう。

脳梗塞が気になるときに押さえておきたい3つのポイント

脳梗塞が心配な方は、以下のポイントを押さえておくとよいかもしれません。

治療方針などに悩むときはセカンドオピニオンを利用

脳梗塞の治療は時間との勝負と言われるほど、早い段階での発見や治療が重要です。そのためかかりつけ医での健診はもちろんですが、セカンドオピニオン受診も同時に行うことで、万が一のリスクを最小限にとどめることができるのではないでしょうか。

出典：脳梗塞の再発予防を考えるサイト

主治医以外の医師からアドバイスを受けることをセカンドオピニオンといいます。主治医の診断内容や治療方針に悩むときは、他院でセカンドオピニオンを受けるとよいでしょう。専門家からアドバイスを受けることで、主治医の意見を冷静に評価できるようになります。

脳梗塞の治療

脳梗塞の急性期の治療は、薬による内科的な治療が中心になります。現在日本では、脳梗塞（急性期）の治療においては、「血液の固まりを溶かす薬」、「脳を保護する薬」、「脳のむくみ（腫れ）を抑える薬」、「血液の固まりを抑える薬」による治療などが行われています。

出典： NO!梗塞.net-脳梗塞ネット：脳梗塞の治療方法

急性期の治療では、血液の塊を溶かす薬などが用いられています。できるだけ早く治療を受けることが重要なので、手足がしびれるなど、気になる症状が現れた方は、躊躇せずに病院を受診しましょう。

脳梗塞の危険因子に注意

脳血管疾患には、誘因となる危険因子がいくつもわかっています。なかでも高血圧、動脈硬化、喫煙は最大の危険因子です。そのほかにも、運動不足や多量の飲酒、ストレス、睡眠不足などの生活習慣が脳血管疾患の引き金となります。

出典：全国健康保険協会：【脳血管疾患】突然死を招く恐ろしい病気 | 健診・保健指導のご案内

高血圧や動脈硬化、喫煙、運動不足、ストレスなどは、脳梗塞のリスクを高める危険因子です。脳梗塞が心配な方は、これらの危険因子を管理しましょう。高血圧や動脈硬化などの病気を抱えている場合は、適切な治療を受けなくてはなりません。

脳梗塞は早期発見・早期治療が重要な病気

脳梗塞は、何かしらの理由で脳の血管が詰まる病気です。血流が途絶えると脳の神経細胞は死んでしまいます。心配な方は、危険因子を把握するとともに必要な対策を講じることが重要です。気になる症状が現れている場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。

脳梗塞が心配なときに押さえておきたい３つのポイントを解説